昨年1年間の運転免許の自主返納が60万過去最高
2020/3/10一般
警察庁は、昨年1年間の運転免許の自主返納が60万1022件で、前年より17万9832件
運転免許の自主返納が60万1022件で、前年より17万9832件と42・7パーセント多く、過去最多だった。そのうち、75歳以上が約6割を占めた。警察庁は、2012年頃から増加傾向だが、昨年は過去最高だという。
東京池袋や福岡市(3児死亡飲酒事故(2009年08月26日))での高齢運転者による悲惨な事故が続いたことなどで関心が高まったことの影響とみられる。
免許の自主返納は1998年から始まり、返納後は、身分証明書として使える「運転経歴証明書」が生涯有効になった。その運転経歴証明書の昨年の交付も過去最多の51万9188件で、前年比では44・パーセント増えているという。
免許返納は、増加傾向にあるという。高齢者の事故増加を受け、免許更新時に75歳以上に実車試験を課すことなどを盛り込んだ道路交通法の改正案が今年3月3日に閣議決定され、近く改正される(当社ニュースで掲載)。