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厚生労働省 令和7年度地域別最低賃金額改定の目安について、Aランク63円、Bランク63円、Cランク64円と発表

地域別最低賃金額改定の目安

 第71回中央最低賃金審議会(会長:藤村博之 独立行政法人労働政策研究・研修機構理事長)で、今年度の地域別最低賃金額改定の目安について答申が取りまとめられました。
 答申のポイントは、各都道府県の引上げ額の目安について、Aランク63円、Bランク63円、Cランク64円となった。
 この目安については、都道府県の経済実態に応じて、全都道府県をABCの3ランクに分け、引上げ額を提示している。
 現在のランクは、次のとおり。

ランク 都道府県 金額
A 埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪 63円
B 北海道、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、三重、滋賀、京都、兵庫、奈良、和歌山、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、福岡 63円
C 青森、岩手、秋田、山形、鳥取、高知、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 64円

※ ランクごとの加重平均は、Aランク5.6%、Bランク6.3%、Cランク6.7%

 

令和6年度地域別最低賃金改定状況

都道府県 最低賃金 都道府県 最低賃金 都道府県 最低賃金 都道府県 最低賃金
北海道 1,010  東京 1,163  滋賀 1,017  香川 970 
青森 953  神奈川 1,162  京都 1,058  愛媛 956 
岩手 952  新潟 985  大阪 1,114  高知 952 
宮城 973  富山 998  兵庫 1,052  福岡 992 
秋田 951  石川 984  奈良 986  佐賀 956 
山形 955  福井 984  和歌山 980  長崎 953 
福島 955  山梨 988  鳥取 957  熊本 952 
茨城 1,005  長野 998  島根 962  大分 954 
栃木 1,004  岐阜 1,001  岡山 982  宮崎 952 
群馬 985  静岡 1,034  広島 1,020  鹿児島 953 
埼玉 1,078  愛知 1,077  山口 979  沖縄 952 
千葉 1,076  三重 1,023  徳島 980   
全国加重平均額 1,055 

 
 
 中央最低賃金審議会は、2025年度地域別最低賃金額改定の目安を厚生労働大臣に答申した。全国加重平均額は63円上昇の1,118円、引き上げ率は5.97パーセントとなり、これによって、全国全ての都道府県の最低賃金は、1,000円以上となる。
 答申のとおり引き上げられた場合には、令和6年の最高額の東京都は、1,226円(昨年1,163円)となり、最低額の秋田県でも1,015円(昨年951円)となる。
 ほぼ全産業で人材確保が厳しい中、特に、警備業及びビルメンテナンス業は人材不足が顕著である。その要因の一つに賃金が十分に上がっていない現実がある。最低賃金制度で示される額は、最低の額である。
 警備業及びビルメンテナンス業の主たる業務従事者は、エッセンシャルワーカーである。その点を考慮した賃金制度を見直さなければ、人材確保はさらに困難をきたすと予測される。
 警備業もデジタル化に取り組んではいるが、警備業務の多くはその時々の状況を判断して対応する業務であり、かつ実施の40パーセントは、顧客の利便性や快適性を含むものが存在し、それらを一体化したのが警備業務である。よってマンパワーに依存する形態となる。中でも交通誘導警備業務は、その特徴的な警備業務と言える。
 交通誘導警備業務は、昭和50年頃から工事現場等で制服を着て交通誘導を行う者が警備員として、一つの警備業務の分野を確立してきた。その当時の日当が5,000円である。それから50年が経っているにもかかわらず、賃金及び福利厚生は、決して十分とは言えない状況が続いている。
 警備業も2027年の外国人を労働者として活用する「育成制度」に参画することを目指し、準備を進めている。しかし、この制度には、超人材不足の産業分野が多くひしめいている。その中で、外国人を確保するためには、働く日本人と同等の雇用制度で活用しなければならない。賃金だけではなく、福利厚生制度や生活環境整備も欠かせない条件となる。是非この機会に料金改定を推進し、着実に賃金アップを図りもって、優秀な人材の確保とその定着に繋げてもらいたい。

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