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ウイズ・アフターコロナに対応したコミュニケーション能力が高い交通誘導警備ロボ

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ウイズ・アフターコロナに対応したコミュニケーション能力が高い交通誘導警備ロボ

関東地方を中心に、社会の安全・安心を第一にセキュリティ・イノベーションをリードする警備のスペシャリストである、株式会社VOLLMONT(フォルモント)ホールディングス(住所:東京都青梅市、代表取締役:望月武治)は、昨年7月に発表した「誘導ロボ1号」に続く、第二弾として、スマート・ガートマン「Comune+ model-1 (コミューンプラス モデルワン)」を開発したことを発表した。

同社では、昨年より交通弱者の安全性確保、警備スタッフの負担軽減、警備精度の向上を目指し「誘導ロボ1号」の現場検証を通して、より安全な通行を実現するための画像認識技術による交通弱者の認識に関する課題の抽出を行ってきた。その中で、コロナ禍のニューノーマルにおける「歩行者が安心安全で楽しく歩ける交通誘導警備」を実現するためには、安全・安心な距離の確保、コミュニケーション能力の向上による公共工事への理解の促進、通行人のイライラした気持ちの解消といった新たな課題も見えてきたという。

そこで「誘導ロボ1号」をワンランクステージアップさせ、地域に愛される交通誘導を実現する新たな手段として開発されたのが、スマート・ガードマン 「Comune+ model-1」だ。

「現場で誘導ロボ1号の実証実験と実用を続けていたところ、コロナ禍でマスクをした通行人の表情がわかりにくいだけでなく笑顔も見られなくなり、世の中がなんとなく沈んだ雰囲気になってしまいました。警備ロボ1号は、現場では機能しているものの、正直いって目立つ存在ではありません。そこで、通行する人の気分を少しでも和らげられたらいいなと思い、見栄えだけでなくプロの声優さんによる音声案内など、子どもから高齢者まで親しまれるようなロボットにするため、誘導ロボ1号の画像認識力とコミュニケーション能力をディープランニングで磨きながら、ウイズ・アフターコロナを見据えた新型を開発しました」(広報担当者)

スマート・ガードマン 「Comune+ model-1」の主な特徴は、
① 誤認識を低減するために、画像認識のためのアルゴリズムを追加。追加学習機能を充実させることで、車椅子、杖をついた人、歩行器を押す人、ベビーカー、子どもの接近、子どもを乗せた自転車を認識する「交通弱者認識機能」を強化。
② 外観は愛着のわくキャラクターデザインを取り入れ、通行者のイライラが解消されるように、ロボットのキャラクターに合わせた声で約300パターンのセリフを選別して発声するといった「コミュニケーション機能」を強化。
③ 電源があれば24時間利用が可能。人感センサーを備えており、誘導警備員による通行者の見逃しを防止。遠隔から通行者を確認することができ、警備員が休憩を取りやすくなるため、夏の炎天下や冬の厳寒期など、過酷な環境での警備の解消にもつながり「働き方改革」を強力にサポート。

特に「交通弱者」への注意を喚起できるロボット技術は、警備業界においては初めての試み。今後も「歩行者が安心安全に楽しく歩ける交通誘導警備」を実現すべく、現場での検証を通してさらなる改良を進めていくとともに、来年7月予定の東京オリンピック・パラリンピックでの利用も念頭に置き、外販を目指して新事業展開を進めていく。

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