ウィズコロナに対応する入退室管理システムとハンディ液体検査装置
オフィス、商業施設、イベント会場などの入退室の際、受付や警備にも非接触での対応が求められるこれからの新生活様式。入退室管理システム、セキュリティゲートなどで画期的なシステムを提供している株式会社クマヒラ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:渡邉秀隆)のブースを訪問してきました。
まず目を引くのは、製品のどれもがスタイリッシュなデザインであること。それもそのはず、同社の製品はグッドデザイン賞を数多く受賞しているのです。
入り口に設けられた「スタンドドア」もそのひとつ。シンプル&コンパクトをコンセプトに、安全性にも考慮してデザインされており、今回は、新型コロナウィルス感染予防対策として、「AI温度検知・顔認証端末」が備えられていました。
ゲートに設けられたデバイスに顔を近づけてマスク着用確認と温度検知を行い、その後に入場許可証のQRコードを読み取らせることでひとつめのゲートが開き、さらに自動噴霧機で手の消毒を行うことで二つ目のゲートが開くという二段構えの完璧システム。
ゲートを通ってすぐ、通行履歴や入室者人数などをリアルタイムで見ることができる「入退室管理システム」に驚かされる。ブース内には他にも「鍵管理システム」「録画監視システム」「特殊扉」のパネルが掲げられ、それぞれの製品が展示され、スタッフが対応してくれました。
「非接触」で入退室の管理が可能となっているので感染症対策に非常に有効となっています。
その中のいくつかを紹介。「セクターゲート」は見通しのよいクリアな筐体と強化ガラスを採用したスタイリッシュなゲート。これらに手のひら静脈、手の甲静脈、指静脈、QRコードといった認証装置を接続することで様々な管理体制を構築することが可能。「通路開放型ゲート」は、通常時はフラップのみが開閉し、台車や車椅子の通行や非常時にはロックを外すことで通路の幅を一時的に拡張することができます。
また、昨年も紹介した空港の保安ゲートで設置されている「液体検査装置」を進化させた「ハンディ液体検査装置」のデモンストレーションも実施。LEDを使用することで省エネ化、軽量化、耐衝撃性、操作性が向上。ガソリンや灯油、硝酸など、爆発物の原料となる液体の検知能力もアップしたといいます。「ハンディ液体検査装置」については現在開発中で、製品化には至っていないとのこと。
近い将来はこのようなセキュリティゲートが街の至る所で見られるようになる日が来ることを予感させるものでした。
そんな近未来を覗きたい方も含め、興味のある方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。