【警備業関係用語】11月② 占有者・指定暴力団・昏睡体位・ミリ波ボディスキャナー

~今さら聞けない、覚えておきたい警備業関係用語~
各業界には業界特有の用語などがあり、警備業にもたくさんの用語があふれています。普段、何気なく使っている用語の意味を改めて確認してみませんか?
朝礼などでみなさんで確認するのもおすすめです。
1回につき4語の掲載で平日更新予定となります。
占有者(せんゆうしゃ)
所有権、地上権、賃借権その他の権限に基づき、当該施設等を自己のために支配している者のこと。
指定暴力団(していぼうりょくだん)
各々の都道府県公安委員会が、暴力団対策法に基づき、各々の都道府県内に本拠を有する暴力団のうち、暴力団対策法に定めた一定の要件を備えた反社会性の強い団体を暴力団対策法の対象団体として指定した暴力団のこと。(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律)
昏睡体位(こんすいたいい)
意識障害があっても、呼吸をしている場合に気道を開放し、嘔吐があった場合でも、吐いた物を吸い込んで窒息する危険がないようにとらせる姿勢のこと。一次救命手当ての一つ。
ミリ波ボディスキャナー(みりはぼでぃすきゃなー)
人体に対して、電磁波の一種であるミリ波を照射して、その散乱したものを検知し、人のどこに爆薬や凶器等を隠しているか探知する装置である。2009年(平成21年)12月に自爆テロを目的として航空機内に爆薬が持ち込まれた事件を契機に、世界各国で当該装置の導入や運用試験が行われるようになった。
ミリ波が衣服等を透過する性質を利用しているので、本来なら衣服が透けた状態の人体の映像によって検査できる性能を有するが、日本国内においてはプライバシーの問題に配慮して、人体の映像はイラスト化されている。