【警備業関係用語】11月① 占有権・覚せい剤・ショック体位・液体物検査装置
~今さら聞けない、覚えておきたい警備業関係用語~
各業界には業界特有の用語などがあり、警備業にもたくさんの用語があふれています。普段、何気なく使っている用語の意味を改めて確認してみませんか?
朝礼などでみなさんで確認するのもおすすめです。
1回につき4語の掲載で平日更新予定となります。
占有権(せんゆうけん)
占有という事実を法律要件として認められる物権のこと。自分のために一定の物を自分で好きなようにすることができる状態にあることをいい、そのためには所持することが必要であるとされている。(民法第180条)
覚せい剤(かくせいざい)
主にマオウという植物から抽出されたエフェドリン等を原料として科学的に合成して製造されたもののこと。形状は主に、白色の粉末や無色透明な結晶で無臭ながらやや苦味がある。覚せい剤には神経を興奮させる作用があり、乱用すると眠気や疲労感が無くなり、頭が冴えた感覚を覚えるが数時間も経つと効果が消え、その後は激しい脱力感、疲労感、倦怠感に襲われる。また、覚せい剤は特に依存性が高く、乱用を続けると幻覚や妄想が現れるほか、錯乱状態に陥ったりする。
ショック体位(しょっくたいい)
貧血、ショック等、顔面蒼白の傷病者に適する応急措置の一つのこと。水平に寝かせ、両足を約30センチメートル上げ毛布等で保温する。ショックの症状としては、「目はうつろ」、「呼吸は浅く速い」、「冷汗が出る」、「顔面蒼白」、「唇は紫色か白っぽい(チアノーゼ)」、「体が小刻みに震える」などする。
液体物検査装置(えきたいぶつけんさそうち)
開栓又は開封することなく、ペットボトル、ガラス瓶、スチール缶やアルミ缶、さらに、透明の袋や様々な材質と容器に入った液体物の検査が可能で、引火性のある液体物や爆薬を生成する前段階の液体物を検知することが可能となっている。