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「清掃・警備・案内」3つの機能を備えた複合型サービスロボット

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「清掃・警備・案内」3つの機能を備えた複合型サービスロボット

労働力不足の深刻化、コロナ禍における新生活様式の導入によって、警備業やビルメンテナンス業では従来のサービスを維持していくことが難しくなっている。そんな問題を解消する手段としてニーズが高まっているのが、ロボットによる代替えサービスだ。

オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:細井俊夫)は、2020年11月から人と一緒に作業できる「複合型サービスロボット Toritoss(トリトス)」の提供を開始した。

「複合型サービスロボット Toritoss(トリトス)」

このロボットの機能の大きな特徴は次の3つ。①マップと作業ルートを手押しで記憶させ、時間を設定するだけでルートを自動走行。障害物を自動回避しながら床面のゴミを吸収して「清掃」を行う。②周囲の映像を遠隔で確認できるカメラが搭載されていて、倒れている人や不審者に対して本体に搭載したスピーカーとマイクを通じて声かけができ、施設内の「警備」も可能。③本体前面のディスプレイとスピーカーを活用することで、動画などのコンテンツ「案内」もできるようになっている。

また、バッテリー残量が少なくなると充電ステーションに戻る自動充電機能を搭載、人が飛び出してきても一時停止するなど安全対策も講じられており、「清掃・警備・案内」の3つの機能を複合的に24時間活用することで、人手不足によって生じるサービスの低下を回避し、人が効率よく働ける環境を作り出せるという。例えば、人の少ない午前中に清掃、日中の混雑時間帯にはディスプレイで情報告知、夜間は施設内の巡回警備、という具合に使い分けもできる。1台で3つの作業ができるとあって、コストパフォーマンスも優れている。

事業開発部によると、2020年11月11日〜13日、東京ビッグサイトで開催された「ビルメンヒ ューマンフェア&クリーン EXPO 2020 」に出展した際、ひとつの機能に特化したロボットは他にもあり、複合型ロボットということで来場者の関心度が高かったという。

サイズは幅590×高さ892×奥行き790mm、重さ約90kg(標準バッテリータイプ・2時間の充電で2〜3時間稼働)。サービス提供方法は、オムロン ソーシアルソリューションズ、または代理店(現在調整中)と契約を締結。費用(ロボット使用費、サーバー管理、メンテナンス代を含む)は月額20万〜24万円(税抜)。

全国約140拠点のサポート体制が整っていて、オフィスビル、商業施設、ホテル、空港などでの利用を見込んでいる。

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